日本では水虫は広がりやすいので根気強い治療が大切

水虫菌は水気を好みますので、湿気の多い日本では広がりやすいのですが、それ以外に、学校などでも水虫が多い理由があります。日本では学校の部活動や体育の授業で柔道や剣道をするのですが、その際みんな裸足になります。水虫菌は非常にうつりやすいので、部員の中に、あるいはクラスの中に一人でも水虫の人がいるとあっという間に皆に広がってしまうのです。水虫菌はうつった瞬間にかゆくなるのでもなく、痛みがあるわけでもないですから、その時は気づかず、しばらく経ってから足の裏がかゆいので見てみるとすっかり皮がむけてしまっている、ということになってしまいます。日本人に比べて外国では、部屋の中でもずっと靴と靴下をはいている生活という国もありますが、それなら水虫が多いはずのそういう国と比較しても日本に水虫の人が多いのは、他の人からうつりやすいからです。多数が裸足になるような環境があれば常に注意しておくことが大事です。もしうつってしまったならば薬をつけて治していかなくてはなりませんが、それには根気が必要です。菌がなかなか無くならず、全治までには期間がかかるからです。原因は真菌というカビの一種ですから、治療には抗真菌薬を用います。抗真菌薬でなければ、真菌を根治させることができません。最近の抗真菌薬は、以前よりさらに治るのが早く改善されていますが、それでも根気よく、長くつけ続けていくことが不可欠です。薬と同時に日常生活も改善します。自宅でも、学校や職場でも足の乾燥を心掛け、なるべく素足で過ごしたりして、根気よく治していきます。しかし、うつされた時と同様に、今度は自分が他の人にうつしてしまうことも大いに考えられますので、自分の生活習慣改善とともに、人にうつさないように気をつけることも大切です。